Rちゃんは、生後3か月までは夜間3-4時間まとめて寝ていましたが、生後4か月頃から1-2時間ごとに夜泣きするようになりました。
夜泣きの様子は目を閉じたまま泣いていて、“眠いのに眠れないよ～”
といった感じです。抱っこすればすぐまた寝るのですがおろすとすぐ起きて泣きだしてしまう。。。
こんな日々が3か月も続いて、ママはすっかり疲れ果てていました。
お昼寝は抱っこしている間だけ。おろすと起きてしまい、30分以上寝ません。
寝ること以外は機嫌よく過ごし、おっぱいはよく飲むし、便通も良好だそうです。

1診目

身体を触ってみると側頭部に皮膚の過緊張がありました。
そこに重点的に「小児はり」を使って緊張がゆるむような心地よい刺激を与えます。
全体の時間は10分以内です。

２診目（前回から8日目）

はりをした夜から3時間まとまって寝るようになりました！
4時間続けて寝た日もあったそう。あんまりよく寝るので、ママはかえって心配になったそうです(笑)昨夜は最初3時間寝て、その後は2時間ごと起きたけれど、抱っこしなくても背中をとんとんするだけで寝てくれたそうです。(これは助かる!)

その後

2か月後にRちゃんはまた来てくれました。
ママによるとしばらく3-4時間眠れる日が続いていたが、最近また1-2時間ごとに起きて、抱っこしないと眠れない状態に戻ったそうです。
治療は前回同様、皮膚の過緊張が緩むように心地よい施術を心がけました。

まとめ

夜泣きは脳の発育が盛んな時期に起こることから、神経的な興奮が原因の一つだと考えられています。そこで小児はりによる心地よい刺激を身体に与えることが、興奮を落ち着かせ、深く眠れるように誘導することができるのだと思います。
Rちゃんが2か月後に夜泣きが再開したのも、脳の発育が進んだためだと思われます。継続的に小児はりを受けることで、夜泣きを減らしママは子育てしやすくなるし、Rちゃんにとっても成長しやすい環境が整うので、夜泣きに小児はりはおすすめです！

Tくんは、1歳0か月のとき肺炎を起こしたことがあるそうです。
それ以降、風邪をひくたびに、ヒーヒー・ゼーゼー・ゼロゼロと喘息を起こすようになりました。
特に1歳6か月頃 からは毎月風邪をひくようになり、そのたび喘息の吸入をし、保育園も休まなくてはいけない状態です。
喘息の予防薬も飲んでいるけど毎月のように喘息を起こすのでTくんのママは困っていました。

１診目

3日前から風邪をひき、鼻水とセキの症状がでていました。 肩を上下させながら呼吸をしていましたが、昨夜はふつうに眠れていたそうです。 身体を触ると、左の胸～首すじと左の肩甲骨内縁の皮膚に強い過緊張がでていました。 そこを小児はりでこすって皮膚の過緊張を緩めるように刺激をしていきました。他にも手足、頭部も刺激。全体の時間にすると15分程度です。

２診目（1診目から7日後）

前回治療のあと、風邪と喘息症状は次第に良くなり、吸入をしなくて済んだと報告がありました。 この日は、鼻水の症状がまだ少し残っていたので、そこに対しての施術を行いました。

３診目（2診目から10日後）

この日は、体調はすっかり良くなっていました。 お腹の左下にやや緊張があったので、その調整をしました。

４診目（3診目から1か月後）

しばらくの間はずっと元気でしたが、5日前に微熱（37.2℃）が出ました。念のためその日は保育園を休ませましたが、翌日からは平熱になり、保育園に登園できたそう。鼻水とセキはときどきでていますが、元気に過ごせているそうです。 首から肩甲骨の間にかけて皮膚の過緊張があったので、そこに対して小児はりをしました。

まとめ

Tくんが小児はりを受けるようになって風邪症状は軽くなっていきました。 子どもが小さいうちはしょっちゅう風邪をひくものですが、軽くすめば子どもも親も楽ですよね。 小児はりを継続することで、免疫力が強くなり風邪をひきにくくなるとか、症状が軽くなるなどの効果が期待できます。Tくんも1ヶ月を目安に継続することをお勧めしています。